ゲーミングPCの横置き

PCや周辺機器の選び方・使い方を説明します。

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ゲーミングPCを横置きできるかは、PCメーカーと搭載ケースの指定で判断します。タワー型だから必ず不可、動いたから問題なし、とも決められません。横置きの許可、下にする面と脚、吸排気口、冷却部品の向きを確かめてから設置してください。

たとえば、マウスコンピューターは横置き時の注意事項を公開しています。一方、be quiet!のLIGHT BASEシリーズは脚の位置を変更して横置きする構造を備えています。メーカーの注意事項に従う場合と、ケース自体に横置きの仕組みがある場合では、確認するものが違います。公式情報の確認日:。

横置きの可否は、PC本体とケースの説明書で確かめる

BTOパソコンは、ケースだけでなく、CPUクーラー、グラフィックボード、ドライブなどを組み込んだ完成品です。ケースの広告に横置きの写真があっても、手元の完成品で同じ向きを使えるとは限りません。購入時の商品名・型番を確認し、PC本体の説明書を先に読みます。

横置きについて見つかった案内と次の確認
案内の状態判断の進め方追加で確認すること
PC本体の説明書が横置きを案内指定された向き・脚・設置条件に従う構成違い・改造後も対象となるか
ケースだけが横置きに対応BTOメーカーへ完成品としての使用可否を確認冷却部品・ドライブ・純正固定部品の条件
横置きの記載が見つからない型番と希望する置き方を伝えて問い合わせ許可の有無、下にする面、必要な空間
指定が縦置きのみ、または横置き不可指定の向きを維持縦置きで入る場所や対応機種への変更

使用可否が未確認の段階で、側面へゴム脚を貼って解決した扱いにはしません。貼り付けた脚が外れないかという問題と、メーカーが使用を認める向きかという問題は別です。

公式の実例:マウスの注意事項と横置き対応ケース

マウスのFAQでは、マザーボードを下側にする

マウスコンピューターのFAQ 36756は、横置きでは内部のマザーボードが下側になるよう案内しています。マザーボードはCPUやメモリなどを接続する主要な基板です。「正面から見て右側」のような決め方では、ケースの構造が違う場合に向きを取り違えます。

同FAQには、床から約1cm離す土台の設置、電源・光学ドライブのボタンが押しづらくなる点、サイドパネルへ物を置かない注意もあります。約1cmという数字はマウスの当該FAQの案内であり、すべてのメーカーのPCや吸排気口に共通する必要間隔ではありません。

出典:マウスコンピューター:デスクトップPCを横置きにして利用したい場合(別タブで開く)。更新日2022年9月26日のアーカイブです。新しいケースや手元の構成も対象になるかは、製品の説明書・サポートで照合してください。

LIGHT BASE 600 LXは脚の位置を変えられる

be quiet!はLIGHT BASEシリーズについて、通常・反転・横置きの3方向に対応すると説明しています。LIGHT BASE 600 LX Whiteの商品ページにも、脚を付け替えて横置きする構造が掲載されています。単に側板を机に寝かせる方法とは区別できます。

LIGHT BASE 600 LX Whiteの公式寸法は、脚を除いて長さ450×幅305×高さ435mm、脚を含めて450×305×455mmです。ただし、掲載された寸法表を読み替えるだけで、横置き後の脚・ケーブル・通風空間まで確定することはできません。設置する向きの図面と説明書を使って確認します。

出典:be quiet!:LIGHT BASEの3方向の設置方法(別タブで開く)、LIGHT BASE 600 LX Whiteの公式仕様(別タブで開く)。横置きを想定したケースの実例です。ケースの対応方向と、購入するBTOパソコン全体の使用条件は分けて確認してください。

横置き前の確認図:指定された向き、下になる面と脚、吸排気口とケーブルの空間を順に確認。ケース形状は説明用
メーカーが認める向きを確認したうえで、接地面・通風・周囲の空間を調べます。図は特定製品の設置指示ではありません。

高さが収まっても、奥行きと通風が足りるとは限らない

説明用に、外寸が幅220×高さ450×奥行き450mmの架空のPCと、高さ300mm・幅500mmの棚を考えます。脚や突起を無視した単純な形なら、横向きにすると高さ220mm、横幅450mmとなり、棚の開口部には入る計算です。

ただし、棚の奥行きが450mmしかなければ、PC本体の奥行きだけで使い切ります。背面の電源・映像ケーブル、吸排気の空間は残りません。「高さに80mm余る」という計算だけでは、設置可能と判断できない例です。数値は仮定で、実在製品の適合判定ではありません。

光学ドライブを使う場合は、トレーとディスクの保持方法も対象機種の説明書で確認します。横置き後も起動できたという確認だけでは、ドライブの使用や長時間の冷却まで確かめたことにはなりません。

簡易水冷を使うPCは、ポンプとラジエーターも確認

簡易水冷(AIO)は、ポンプとラジエーターを配管でつないでCPUなどを冷やす方式です。PC全体の向きを変えると、部品同士の上下関係も変わります。

CORSAIRの公式案内は、ラジエーターがポンプより高い位置にあることなどを取り付け時の条件として説明しています。ケースを横置きできる仕様でも、搭載クーラーの設置条件まで自動的に満たすわけではありません。ポンプの位置も製品によって違うため、CPU上の部品だけを見て判断しないでください。出典:CORSAIR:AIOクーラーのラジエーター取り付け位置(別タブで開く)。

BTOの場合は、本体型番とクーラーの構成、希望する向きを購入店へ伝えると確認が進みます。設置方向の許可を取るためだけに、自己判断で配管やラジエーターを付け替える必要はありません。グラフィックボードの支持部品については、純正ホルダーとグラボの支えの確認も参照してください。

横置きする前に迷いやすいこと

横置きなら、グラボの支えはいらなくなりますか?

本体を寝かせることだけで、純正支持具を外してよいとは判断できません。PCメーカー・ケース・カードの固定手順を優先してください。横置き対応ケースにも支持部品を備える例があります。

横置きしたPCの上にモニターを載せられますか?

天面として荷重を受けられる仕様かを確認してください。マウスの当該FAQはサイドパネルへ物を置かないよう案内しています。平らに見える側板やガラスを、モニター台として扱わないでください。

横置きすると温度は必ず上がりますか?

向きだけで一律に温度差を決められません。メーカーが認める向きと冷却部品の条件、吸排気口の空間を確認します。本記事は実機の温度比較を行っていないため、何℃変わるという数値は示していません。

これから購入する場合は、BTOパソコンの構成を比較したうえで、候補機種の設置条件をメーカーへ確認してください。

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